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モンスターハンター!3 11章

モンスターハンター! 熱砂の銃槍師 最終章です。
この物語が皆さんのMH世界をより豊かにするものであれば幸い。

モンスターハンター! 熱砂の銃槍師


 終章 命継ぐ者

「みんな、見てごらん。今日は死者を送るのに、とても良い日和だね。天は高く空気は澄んで、我らが霊峰は白く輝いておられる。鳥たちも、いつもどおりにさえずっておるのう。素晴らしい朝じゃ」
 次の日。
 大地を馴らし、戦いの傷痕を消し去った農場に集まって、村人たちは弔いの準備をした。
 青空のところどころにちぎれ雲を浮かべた、フラヒヤの穏やかな陽光の下だった。薪を積み上げて櫓を作り、人々は清めた遺体を丁寧に並べる。夜を越せずにまた一人が息を引き取り、犠牲は七名になった。
 祈りと涙と花を添えて、櫓に浄化の火が放たれる。紅蓮石が息づくように輝きを増し、炎が強く大きく育つと、死者たちは朱金の熱の中へ次第に形を失くしていった。
「――それぞれの命は、みないつか終わりを迎えるのだよ。木々は枯れ、虫や鳥は地に落ち、魚たちは水底に沈む。動物たちは土になり、やがて風に溶けてゆく。けれど、みんな、案ずることはない。ワシは人より長く生き、多くの出来事を目にしてきた。世界は、滅びるばかりではない」
 新しい芽吹きがあるのだ、死した者たちの上に。
 のどかな声で村長は言い、悼む人々のひとりひとりに穏やかな視線を注ぐ。
「黒い枯れ木を苗床にして、新緑の若葉が芽生えるのじゃ。親鳥は雛を育て、魚たちは海から戻り、動物たちは春が巡れば誕生の歌を高く奏でる。命とは、決して孤独に途切れたりはせぬ。そうして繋がってゆくものなのだよ。犠牲者かれらに繋がり、我らに繋がり、我々から繋がってゆく」
 村人たちの隅ではルイも葬儀に参列し、燃えあがる炎をじっと見つめていた。
 しばらくして大気に高く昇る煙も途切れた後、集められた遺灰は村を見下ろす高所にある共同墓地に葬られる。火葬であれば、二度と再びモンスターに襲われることはない。
「たとえ肉体が消え去るとも、心は大地とひとつに還る……」
 ルイの故郷――シュレイド地方の風習は土葬だった。ポッケ村の村長の、竜人族の祈りの言葉も耳に新しかったが、不思議と胸に沁み入って残った。ルイはフラヒヤの山嶺と川と森とを順々に眺め、最後に、天に吸いこまれて薄く散ってゆく煙の遥かな行方を追う。
 村長は、農場の奥へ寄せられた《十字傷》の遺骸にも等しく祈りを捧げていた。


 いてえ、と悲鳴をあげてヒューが金槌を放りだした。
 よそ見して板材に挟んだ左手を振り、渋い顔で親指を口に咥える。これで二度目だ。双剣士は大工仕事に向いていない。
 ルイは一足先に休憩に入り、村の高台の土手に座ってリンゴをかじっていた。ヒューが坂を登ってきて隣にどっかと座るので、食いかけのリンゴを差し出すと、無言で受け取ってかじりはじめた。フラヒヤの果実は小ぶりでまだ青く、少し苦味が残る。
 葬儀の午後、高山の晩夏は爽やかな陽気で蝶も舞っていた。村には人が溢れている。近隣集落の人々が昨夜から物資や道具を携えて集まり、さっそく村の再興作業を手伝っているのだ。まずは危険な瓦礫の撤去に手をつけ、人は続々と増えつつある。数日後にはハンターズギルドからの応援も届くという。
 ポッケ村にはドンドルマギルドの支部があり、滞在の職員は今、農場で《十字傷》の記録作りと解体に従事していた。鱗や皮や内臓、爪、牙、骨――有用な部分はすべて村の復興へ回され、残りは腐敗する前に焼かれるのだろう。ルイは狩猟報酬として素材の一部を受け取る権利を与えられたが、辞退した。
 改めて眺めてみると、目を覆いたくなるほどの被害だった。
 村の大通りに面した家や店は軒並み全壊だ。《十字傷》が大咆哮した鍛冶屋周辺など、頑丈な炉が辛うじて形をとどめる程度で更地に近い。いち早く土砂を掻きだした用水路は、もう溢れてはいないが辺りは泥濘だ。無傷なのは奥地にある民家数軒とハンター訓練所、それに村入り口に鎮座する大マカライトの原石くらいである。
 比類なく巨大で青い怪岩は、古くから村の象徴で、轟竜が爪を掛けたにも関わらず大きな傷は残らなかった。磨けば元通りに戻るという鍛冶屋の竜人親子の保証に、村人たちが涙ぐんで頷くのをルイは目にしていた。
 作業の音や人々の交わす声に混じり、空腹を誘う炊き出しの香りが漂ってくる。
「……この村の人たちは本当にたくましいな。轟竜に襲われたのは昨日だっていうのに、もう動くことができるなんて」
「ここはフラヒヤだからな」
 ルイが呟くと、リンゴの種をぷっと吹き出しながらヒューが答えた。
「ぐずぐずしてると、すぐ冬になっちまう。農場も家畜も、本当は一日だって放っちゃおけないんだ。ちゃんと世話しないと寒冷期が越せなくなる。みんなつらいに決まってるけど、冬には備えなきゃならねーし」
「死んだ人間は、もっと悲しんでほしいと思わないだろうか……」
 村人たちが働く姿にふと誘い出されたように、ルイは言葉にしていた。
 長い間、胸の裏側に封じ込めていた思いだ。前を向いたままのルイを、ヒューが振りむく気配がする。
「以前と同じ日常を取り戻したら、日々を生活するのにかまけて、そこにいない人のことを忘れてしまいそうだ。いや、たぶん忘れるだろう。とても大切だったのに、声も、顔まで思い出せなくなる気がするんだ。なあ、ヒュー、彼らはそういう俺を許すと思うか?」
「……忘れねえよ。忘れられるかよ」
「ああ――すまない。そういうつもりじゃなかった」
 《十字傷》のポッケ村襲撃を、ヒューは自分の責任だと考えているのだ。傷口に塩を塗るような言い方をしたと、ルイは気付いて後悔した。
 二人はしばらく黙りこみ、村人たちの作業の動きをぼんやり眺める。
 再びヒューが口を開いた。
「みんな善い人たちだったんだ。雪山で暮らす大変さもよく知ってる。俺たちが村の復興作業してるからって責めるわけねえよ」
「…………」
「葬式のとき、オババも言ってただろ。死んだ人たちは山の命の巡りに戻ったんだ。ハンターが竜を狩って肉を食うのと同じで、いつかは俺たちが他の命に変わる日が来るんだって、ザクセンもよく言うしな。――みんなこの村が好きだった。残ってる俺たちが村を立て直さないで、何するって言うんだ?」
 そしてヒューは傍らに置いてあった己の双剣を一本取りあげる。
 武器はまだ手放せない。飛竜の襲撃を嗅ぎつけ、ギアノスという火事場漁りの鳥竜種が時折り近くに顔を見せるからだ。しかし竜の遺骸から引き抜かれた左刃が無事だった一方、《十字傷》にとどめを刺した右刃は半ばから折れていた。先端は今も轟竜の心臓にある。
 ヒューは半分になった右刃を太陽にかざし、真摯な眼差しで刀身を見つめた。
「人が死んでも、誰かが後を継げばいいんだ。そうすれば、そいつが昔生きてたってことは嘘にはならない」
 その剣は、形見だ。ヒューが幼い頃、仕事中に行方不明になった父親の。
 死んだとは思っていない。ヒューは以前そう言っていたが、心のどこかでは覚悟しているのかもしれない。相棒の表情は確かめずにルイは思い、二人はまた沈黙して、それぞれ思いを巡らせながら眼下の作業風景に見入った。
 けれど、いくらもしないうちに「そういやぁ」ヒューが勢いよく立ち上がり、口調を明るく変えて言いだしたことには、ルイは面食らうしかなかった。
「お前に、まだ礼言ってなかったよな」
「ん? いや、礼ならもう村長さんとか」
「いいから俺にも言わせろよ。お前のおかげで《十字傷》を狩れたんだ。単独ソロじゃ間違いなく無理だった。本当に感謝してるんだぜ。お前は村の恩人だよ。……それからさ、あのー、ルイ。俺を一発殴れ」
「……はあ?」
 いきなり何を言いだす。
 ルイは相棒の頭を疑って見返したが、ヒューは真剣そのものである。
「ジャッダハでお前を殴っただろ、俺。だからお前もやれ」
「ああ、あれね……。いいよ、あのときは俺が悪かった」
「よくねえ! なんかこう、スッキリしねーんだよ、このままじゃ」
「しかし、今更というかな……」
「だあもう、めんどくせーやつだな。いいって言ってんだから黙って殴れって」
「なんで俺が面倒なんだ。お前だろう」
 それでもルイはしぶったが、ヒューがしつこく譲らないので、諦めて「右」と言った。
「へ?」
「俺は左利きだ。だから右頬を出せ」
「よ、よし。来いっ」
 こうなったら仕方がない。遠慮なく拳を固める。ルイは左腕を振り抜いた。
 仕事に励む村人たちの頭上に、なかなか景気の良い音が響いた。
「……殴られてニヤけるなよ。気持ち悪いな」
「うるへー。お前だって人を殴っておいて笑うな」
「ちがう、俺は苦笑してるの。呆れてるんだ」
 地面に大の字に伸びながら、ヒューはへらへら笑っている。
 そして両足を空に振り上げ、バネが弾けるように反動で跳ね起きたとき、下の方にいる人々のあいだで何か騒ぎが起こった。明るい歓声が上がり、声が聞こえてくる。
 何だろうと思っていると、騒ぎの中心にいた若い男が坂の上に立つ二人のハンターを見つけて駆けあがってきた。腕を大きく振りながら、満面に幸せな笑みを浮かべて。
「ヒュー、産まれたぞ、僕の子が! エイナが子供を産んだ、女の子だ!」


 おぉとかわぁとか、何とも言えない感嘆を上げてヒューはエイナの夫を迎えた。
「やったなヨック、おめでとう! すげえ、女の子かあ」
 肩を叩かれ頭をぐちゃぐちゃに掻き回されると、純朴そうな青年はありがとうありがとうと感極まって泣きだした。ヒューが溌剌とした笑い声をあげる。ルイは、そんな彼らをある感慨を抱きながら見つめ、一言おめでとうと祝福した。
「ありがとう、ヒュー、ルイさん。エイナが無事に子供を産めたのも、二人のおかげだ!」
 ようやく泣きやんだヨックはルイに向き直ると、深い感謝のこもった眼差しで銃槍師をふり仰ぐ。実は頼みがあるんだ、と意外なことを言った。
「ルイさん。僕の子に、あなたの名前をもらってもいいかな」
「俺の名前? どうして……」
「エイナとも相談したんだ。あなたに助けてもらわなかったら、僕たちの今日はなかった。あなたが励ましてくれたからエイナは子供を守れたと言ってた。あの子には、あなたのような優しい人になってほしいんだよ」
「ちょい待ち、ヨック」ヒューが口を差し挟む。「子供って女の子なんだろ? 女の子にこいつの名前つけんの?」
「あっ、そうか。しまった」
「大丈夫かよ、お前……。だったら、名付け親になってもらえば?」
 我ながら素晴らしい思いつきである。ヒューは得意げに鼻の穴を膨らませ、ヨックも「ヒューにしては冴えてるな」納得した風情で同意した。一方、二人の期待のこもった視線を受けとるルイは戸惑っていた。
「いや、でも、俺が名付け親? 本当に俺でいいのか?」
「何言ってんだ、ルイ。お前だから名前つけてほしいんだろ」
「でもな」
「いいから! ほら、なんか考えろって」
 ヨックが笑顔で頷く。ルイは途方に暮れた表情で頬を撫で、しばらく思い悩むように眉を寄せて黙ったが、やがてぼそりと尋ねた。
「……もう亡くなった人の名前でもいいか。俺の大切だった人の名なんだが」
「もちろん。どんな名前だい?」
「エスティアナ。夜明けに輝く星、という意味だ」
 ゆっくり、音韻を確かめるように、ヨックは何度かその名を口の中で繰り返した。
 それから再び幸せの色を満面に広げると、
「すごく素敵な名前だ。ありがとう、エイナに知らせてくるよ!」
 跳ねるように身を翻し、転がり落ちる勢いで坂を走り下りていく。
 まるで花畑の上を駆け踊る牡鹿ケルビみたいだ。彼の幸福は軽やかに周囲に広がって、転ぶんじゃないぞと声をかける人々の顔にも、以前の明るさと精気の芽がちらちらと兆していた。
 ヒューは笑って見送りながら、
「名付け親は放置かよ。おい、俺たちも行って、産まれた赤ちゃん見せてもらおうぜ」
 相棒を振り返り――そこで、ちょっと驚いて立ち尽くした。
 同じようにヨックの行く先を見送っていたルイの頬を、涙がひとすじ伝っていた。
「――ルイ。どうした」
「……いや。ヒュー、さっき、人が死んだとしても誰かが後を継げばいいと言ってたな」
「ああ」
「俺も今、そう思ったよ」
 言うとルイは頬をぬぐい、少し微笑んでポッケ村とフラヒヤの青い山並みを見渡した。
 高山の風は涼しく澄んで、森の深いこの北方の大地の空気は、彼の故郷のものと少しだけ似ていた。灼熱の砂漠に囚われ、二度と出られないと思っていたのに、いつのまにこんなに遠い地まで来ることができたのか――。
 広く、あまりにも広く遥かな大自然から視線を戻すと、セクメーアの砂の海から彼を無理に引きずり出してきた相棒が、じっとこちらを見守っている。
「なあ、ルイ。お前、いったい何を抱えこんでるんだ」
 ルイはフラヒヤの空気を呼吸する。切ないほどに懐かしい、あの森の香りがした。
 思い出すのもつらすぎて、ずっと言葉にできなかった。けれど今なら言えるだろう。
 一度瞼を閉じて、開き、ルイは穏やかな表情でまっすぐにヒューを見返す。
「ヒュー。聞いてくれるか、俺の話を――」

 * * *

 彼女に出会ったのは、ヴェルド城の片隅にある小さな古い書庫の前だった。
 人通りも少なく、注意しなければ気付けないほど風景に溶け込んだ、目立たない、物置のような扉の番人。それが平民上がりの守衛であるルイの任務だった。
 武具の仕立て職人だった両親を流行り病で亡くし、顧客としてよくしていた城の槍術師範のツテでありついた職だ。難しさもなく、食っていけるだけでもありがたかったが、ひさしもない灰色の石壁前で終日一人で突っ立っている仕事は孤独だった。
 雨に打たれ、風に吹かれ、時たま通る人々は警備兵など彫像と思っている。会話は、文献を探しにくる王立学術院書士官たちの身分証を改め、入庫を許可するときくらいのものだ。知り人が増えることもなく、虚しく過ぎる日々――しかしある時から、書庫を頻繁に訪れる書士が現れ、ルイは挨拶を交わすようになった。多くは学問に身を捧げる書士官には珍しい、若い娘だった。
 必要な文献がルイの書庫にあるらしい。はじめ一言二言だった言葉も、日を追うにつれ少しずつ変化した。天気のこと、季節のこと、城下町や城での出来事。朗らかで明るく、どうやらルイよりいくつか年上の、とても可憐な人。しばらく書庫通いは続き、用がなくなったのか、その後ぱったりと足が絶えた。
 寂しかった。また孤独の日々だ。
 だが一月後、久々に彼女が姿を見せたとき、ルイは喜ぶよりも困惑した。なぜなら彼女は怒った顔で、すごい勢いで歩いてくると、呆気にとられるルイとは扉を挟んで向こうの壁に背をもたれて立ち、上司である高級書士官への文句をぶちまけはじめたからだ。
 専門用語ばかりの内容は正直さっぱりだったが、ルイは黙って聞いた。ひととおり吐き出し終えると、彼女は沈黙した。それから、くすくす笑いはじめた。つられてルイも笑うと、彼女は滲んだ涙を恥ずかしげにふき、唐突でぶしつけな振る舞いを詫びた。微笑みは春の陽射しみたいだった。その日から二人は親しくなった。
 エスティアナ。彼女の名だ。聡明な女性で、様々な話を聞かせてくれた。
 ルイの守る書庫が、実は西シュレイド王国の財産ともいえる古龍や旧時代の遺物に関する文書保管庫であること。ハンター組織の活躍で発展する辺境自治区に対し、国の蓄えた知識と技術は有効に取引利用されているが、その事実が国民にあまり知られていない歯がゆさ。国外の多様な地理、文化、社会、生物種――そして竜と、それを狩る者たち。
 ――一昔前は、ハンターとして直接野外に探検調査に行く書士も多かったのよ。
 私も身体が丈夫ならハンターになったのに。溜め息をつく彼女は生来病弱で、そのぶん外の世界に強く憧れていた。しまいには飛竜に生まれたかったなどと言ってはルイに笑われ、頬を膨らませたものだ。
 ――籠の中の鳥のようだわ。高い城壁に囲まれて、舗装された道を歩いて。安全だけど空は飛べない。王都民を見ていると、私たち、翼の力をだんだん失っている気がするの。世界には竜や牙獣と共存しながらたくましく暮らす人たちがいるのに。私、彼らにじかに会ってみたいなぁ。ルイはそう思わない?
 ルイには、それまでの人生で彼女のように語れる事柄も多くはなかったが、エスティアナはいつも熱心に耳を傾けてくれた。鎧の仕立て、槍の稽古、城下の子供たちの遊び――。
 恋をした。胸を締めつけるような恋だった。
 けれど目の前にはままならない現実が。エスティアナは千年の歴史を誇る西シュレイドでも古い血筋の名門貴族、グレンワース候ガルファイド家の一人娘。身分違いだ。
 ルイの鬱憤はすべて槍へと向かい、しがない門番として生涯を終えるのかという悔しさも混じって、槍術の腕は殻を突き破ったように伸びた。気付いてみると、若手では城内でも屈指となっていた。
 だが、幸運が苦しみに報いる。当代のグレンワース候は貴族には珍しく革新的な人間で、ルイを後継として迎えることを許したのだ。あとで知ったのは、エスティアナが父親に直談判したということだ。身体は弱かったが、そういう芯の強いところのある女性だった。
 一族内の反発も一言の下に治め、義父は公平にルイの人物を認めた。実の息子にそうするように彼は多くをルイに教え、ルイは心から義父を尊敬した。
 そして順風な日々が一年ほど過ぎた、ある日。
 義父の従者としてヴェルド城に登城した運命の日に、あの王命は下されたのだ。
 ――王弟に付き従って砂漠へ赴き、音に名高い一角竜を討伐せよ。
 国王には逆らえない。それに飛竜討伐が成功した暁には、ルイを平民出身と見下し、義父を、由緒ある血を汚すと侮辱する他の貴族たちを見返せるかもしれない。
 絶対に行っては駄目――真っ青になって懇願する妻を独り故郷に残して、そんな淡い野心すら胸に抱き、ルイは義父とともに国を発った。
 エスティアナは胎内に子を宿していた。


 ――岩迷路の出口から砂沙漠を望み、へたりこんでいたルイがようやく足を動かせたのは、《ねじれ角》のディアブロスが砂中へ消えて、ずいぶん経った頃だった。
 空にはすでに星が瞬きはじめていた。大気は上層から冷気の澱を音もなく降ろしつつあった。ルイは震えたが、寒さのためか未だ残る恐怖のためかは判然としなかった。
 名を呼びながら血の通わぬ指で銀砂を掻きわけ、仲間の姿を探した。ある者は見つからず、ある者は兜だけ、ある者は身体の一部だったりした。だから導かれたようにまだ息のある義父を掘り起こしたとき、何が何でも助けなければと決意したのだ。義父を背負い、歩き出し――そしてルイは砂漠に道を失った。
 極寒の夜が過ぎ、灼熱の昼が過ぎる。背中で義父が死んだのがわかった。
 それでもルイは歩き続けた。置いていきたくないなどと考えたわけではない。思考はとうに麻痺していた。ただ帰らなければと思っていた。足を動かし続けているつもりで、いつしか砂に突っ伏していた。背負った義父の屍が太陽光を遮り、ルイが干からびるのを防いだのだろう。どれほどの時が経ったかはわからない。
 生と死の狭間を行き来して、揺らめく陽炎のむこうに人影を見た。
「ああ。こっちは、まだ生きているな――」
 飲め。口に宛がわれた皮袋から冷酷な水が流れこむ。生き返ったルイの前には、砂色の長衣をまとい無表情に佇む老人がいた。
 ――砂漠の民の村で快復するのに、ひと月。
 更にひと月かけて王国に戻ったとき、故郷には悲惨な知らせが待ち受けていた。
 国は王弟を含めた騎士全員を死んだものとみなしていた。王都には入らず、ヴェルド北東に位置するグレンワース領へ直接帰還したルイは、義父の館を継いでいた分家の当主から話を聞いた。そして数週前にエスティアナが亡くなったということも。
 ――騎士団の後を追った近衛兵の一人が、団全滅の報を城へ持ち帰った。絶望したエスティアナは体調を崩し、子を流産して、そのまま回復できずに命を落としたのだ。
 元来虚弱な娘だった。最期は消え入るように息を引き取った。グレンワース領は一度王に召し上げられ、ガルファイド家の遺産を空にして買い戻した。ルイ、決して王都へは行くな。あらぬ疑いを招くやもしれん。お前の身の振りはなんとか考えよう……。
 悲壮な表情の分家当主――現グレンワース候は理解のある男で、ルイをかくまおうとしたが、妻も義父もいない館にとどまることに何の意味があるのか。
 返事もしないまま館を去り、ルイが足を向けたのは領内の森だった。
 代々の領主一族が眠る、木立の中の閑地。そのひとすみに、白く真新しい墓標はひっそりと淡い影を落としていた。
 エスティアナ・サーシャ・ガルファイドと、名も無き子。安らかにここに眠る――。
 穏やかな静寂、梢を透かして降りそそぐ繊細な午後の光――彼女の好んだ森の空気だ。なのになぜ、エスティアナは冷たい土の下にいるのだろう……。
 慟哭にも疲れ果てた頃。ふと横を見たルイは、滑稽にも、そこに義父と自分の墓を見つける。埋められた棺は空。偽りの墓だ。
 衝動的に己の墓標に槍を振り上げ、どうしても、振り下ろすことができなかった。
 時折り鳥がさえずるだけの、この忘れられた森の一角で彼女は眠る。死化粧を施された顔は蒼ざめ、かつて楽しげに語った唇は硬く閉じて、華奢な身体は水晶のように冷えきった。最後に別れたときと同じ、永遠に美しい姿のままで。
 ――独りにはできない。エスティアナが寂しがる。
 槍を戻し、ルイは故国を後にした。
 屍のかわりに、擦り切れ、ぼろぼろに傷ついた魂すべてを自分の棺に埋葬して。
 月日は過ぎ、抜け殻となった身体は再びセクメーアのぎらつく太陽の下に戻る。倒した竜の爪牙をまとい、騎士の誇りである槍を捨て、背にはガンランスを負っていた。

 以前、ともにジャッダハを訪れた騎士たちは、ハンターの用いる銃槍などグロテスクで粗野な武器として軽蔑したものだ。ルイはあえて銃槍を選んだ。騎士であった自分に最も遠く、ハンターである自分に最もふさわしい武器。――この黒い銃槍は俺だ。
「ふさわしいなんて、俺の思い上がりだったな」
 果てしない青天に、熱く乾いた風が吹き抜ける。
 セクメーアの太陽は、変わらず地上を焼き尽くす烈しい光弾をまきちらし、目前に迫る岩崖にも背後に広がる黄砂の海にも生き物の活動を許さない。けれど、その焦熱もルイを屈させることはできない。はるか昔から砂漠の酷暑と闘ってきた人間たち、その知恵のひとつがクーラードリンクだ。
「どんな具合だろうなぁ。今度はうまく行ってんのかな」
「俺たちはここで待つしかないさ。やつが出てきたら全力で止めるだけだ」
「なんだよ、落ち着いてるな。俺は気になってしょーがねーよ」
 ぶつくさ言いつつ、退屈しのぎにヒューが青い双剣を振る。
 轟竜戦で赤の防具を破損した双剣士は、かわりに同じ飛竜素材の白い鎧と、氷結晶を高密度加工したダガーを装備してきた。ルイは眠鳥のガンランスはそのままに、防具はより強靭な一角竜素材の黒い鎧に取り換えている。
 二人の前には、砂沙漠西端に長く伸びる絶壁がそびえていた。その一箇所が深く切りこみ、末広がりに続く閑地への入り口となっている。奥に進んだ先では、ジャッダハの総力を挙げたG級双角竜《ねじれ角》の狩猟が行われているのだ。
 ――もう一度、あのディアブロスと向かい合いたい。
 ポッケ村の決着翌日。そう言ったルイに、ヒューは復讐かと尋ねた。
 復讐ではない。狩りたいのでもない。だが俺は砂漠とあの竜に背を向けたままで、逃げ出したままではいたくない。
 ――わかった。じゃあ、行こうぜ。
 あのときルイの話を聞き終えたヒューは、ただ一言こう返した。
 村人にはヒューの不在を不安がる者も多かったが、二人の話をじっくり聞いた村長とザクセンは村民たちを納得させ、セクメーアへと送り出してくれた。
 再びディアブロスとまみえたとき、どうしたいかを決めないまま、とんぼ返りに帰還したジャッダハでは、しかしある大規模狩猟が佳境を迎えるところだった。轟竜《十字傷》狩猟を取りやめたG級ハンターたちによる、双角竜《ねじれ角》狩猟だ。
 狩猟期間はすでに二十日以上。《十字傷》を撃退した《ねじれ角》はジャッダハの街近辺にまで迫って暴れ回り、その度にハンターたちの手を狡猾に逃れて三度も姿をくらましていた。だが傷を癒すと舞い戻ってくる。まさに砂漠の覇権を賭けた争いとなっていた。
 ディアブロスの力の象徴、両角を破壊する決定的ダメージを与え、ついに竜をねぐらへと追い詰めたのが今朝早く。願わくば最後とする攻勢に加えてもらい、二人は今この場所に立っていた。
 壮絶な戦いが演じられているはずの岩壁の向こうからは、時どき凄まじい竜の咆哮が聞こえてくる。先ほどまでは爆弾の煙が空にたなびき、硝煙のキナ臭い残り香がここまで漂ってきていた。
 作戦が順調なら、このまま何もせず狩猟成功の合図を待つだけだったのだが――。
「おい。あれ聞こえるか、ルイ?」
「ああ、角笛だな。少し長すぎる」
「少しどころか吹きまくってるぞ。嫌な予感」
 言葉とは裏腹にヒューが緊張した笑みを浮かべ、ルイが目前の切れ込み路を睨む。ともに待機していた六人のハンターたちもたちまち臨戦態勢に入った。
 角笛は、竜を挑発し注意を自分へ向けさせたいときに使う。これまでにもG級ハンターたちの吹く笛の音は聞こえたが、いずれも短時間で終わっていた。今度の笛はいつまでも鳴りやまない。
「ってことは、誘導が上手くいかねーのか……」
「あるいは逃げられかかってるか、だ」
 《ねじれ角》の巣は周囲を硬い岩盤に囲まれている。逃げ道は上空もしくは砂沙漠へ通じる一本の道しかなく、土中を泳ぐ双角竜は飛翔が得手ではない。その唯一地上の逃走路を死守するのが、《十字傷》討伐の腕を買われたルイとヒューの仕事だった。案の定、上空に浮かぶ気球船から反射鏡の合図。ディアブロスがこちらへ来る。
「よおっし、こうなったら手筈どおりだ。ここは絶対通さねえぞ!」
 ヒューの気合いを皮きりに、ハンターたちはそれぞれ気勢を上げながら配置につく。傷ついているとはいえ相手は強敵だ。ルイも、張り巡らされた罠の位置を確かめながら銃槍を構え直し、ふと気がついた。何の気負いもなく竜を――何年も血を吐くように憎んだあの、、ディアブロスではなく、一頭の竜を狩ることだけを考えている今の自分。
「なあ、ヒュー」
「ん? なんだ、ルイ」
「俺はこの狩りで、やっと本当のハンターになれるような気がするよ」
「そっか」
 ルイに並び、ニッと笑んで前を向く。この双剣士を見ていると、それでいいんだという気がしてくるから不思議だった。
 生きて進む。前へ。いつか定められた時が来るまで全力で。腹が減れば飯を食い、悲しければ泣き、怒り、楽しければ笑い、悩み苦しみながらただ純粋にこの世界と向き合って。
 ――エスティアナ。君が見たがっていたものがここにある。君と、俺の手に抱くことすらできなかった子供のかわりに、俺が世界を見てこよう。
 かすかな地鳴りが確実な振動になり、足元の砂を通して強大な存在を伝えてくる。隘路の先に、潜行するディアブロスが立ちあげる砂柱が見えてきた。崖上から次々と音爆弾が投下されるが、竜は微塵も反応しない。激昂状態にある証だ。
 《ねじれ角》の潜行突進は設置した罠を破壊する。ただちにガンナーが作戦を変え、爆発性の徹甲榴弾や拡散弾を斉射。功を奏し、ディアブロスの巨体が地上へ踊り上がった。
 角笛が吹き鳴らされる。落とし穴への誘導だ。角をなくした《ねじれ角》の視線がこちらへ動き、ルイは銃槍を握る手に力をこめた。
 槍穂は磨きあげてある。竜撃砲の《狼吼》は相変わらずだが、素材を充填し、武器の睡眠効果はよみがえらせた。黒鉄の銃身は生まれ変わったように深い色を湛えている。
 ――銃槍おまえにふさわしいハンターに、俺はなれるかな。
 翼膜を広げ、立ち塞がるディアブロスは恐ろしく巨大に見える。何十年にも渡って多くの天敵を潰し、蹴散らして生き抜いてきた圧倒的生命力。その存在。だが、風は追い風だ。
 並んだヒューがルイと共に駆けはじめる。背後からガンナーたちの援護射撃。呼応して双角竜は頭を低く構え猛突進、しかし速度に乗る前に悲鳴をあげて罠に落ちた。
 真っ先にヒューが突っ込み、遅れじと三人の剣士が続く――確かにこの壁は強大だった、ルイ独りで乗り越えるには、あまりにも。けれど今は仲間がいる。
 ――この狩猟の先には、何が待っているだろう。
 感じるのは胸に兆す未来の風だ。
 甲殻破壊を狙ってトリガーに指を掛け、ルイも勢いよく前へ一歩を踏み出す。スパイクが大地をえぐり、蹴り上げた熱砂は輝きながらセクメーアの陽光に飛散した。


(熱砂の銃槍師 おわり) 


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コメント

(熱砂を読み返していたら感想入れ間違えたっ…orz)

【もしかして】熱砂が終わった・・・ですと!?

ルイに感情移入しまくって最終章を読み始めたためにしてやられました。
“生まれた子に名前を、しかも大切な人の名前って反則だろーw”
来るのが分かっていたのに、真っ正直に涙腺を直撃。
うむむ。なんとゆーか。
銀貨さんにしてやられました。
私は進んでミステリーに騙されるタイプですw

大切な場所を失い、大切な人を失い。
生きることも死ぬことも失なった、一匹の狼。
群れなければ生きてはいけぬ。
彷徨わなければ生きてはいけぬ。
未練に首輪を繋がれたまま、お前は誰に飼われているのか?
・・・んーと。
・・・あれだ。下手な言葉を紡ぐより。
9章冒頭で語られる砂漠の民の生き方がすべてを物語っていますね(アセアセ
じいさんgj
(GWの読書感想文を全力で登場人物に丸投げ中。いいのか?w)

灼熱の砂漠から北限の雪山へ。
騎士でもハンターでもないひとりの男の再生。
折れた鉄剣が、再び熱せられ。異物を加えられて鍛えられていく。
何度もぶつかり合い、火花を散らしながら鉄は形を変えていき。
焼きを入れられた刃は鋼となって生まれ変わる。
・・・んんー。
・・・駄目だ。
(テイク2. 失敗w)

ともかく!
渾身の一作をありがとうございます!
最近自作品がどんどん「モンハンじゃなくてもよくね?」的な方向に突き進む中で、銀貨さんの直球モンハン小説には何度じーんと胸を打たれたことか。そしてそして。どうせ物語が苦手なんだから物語を捨ててしまえと、妙な方向に走っている私にとってはハンターたちの織り成す人間ドラマが心地よい清涼剤です。ルイに気持ちをダブらせることで、原稿用紙を彷徨う私にも光明が見えた・・・はず(マテ

エンドロール特有の一抹の寂しさはありますが。
ここで得た縁を繋ぎとめられますように。
まずは熱砂の銃槍師。
お疲れ様でした!
  • 2013-05-09│22:51 |
  • ロッソ・チネリ URL│
  • [edit]
こんばんは!
ついに終章ということで。
銀貨さんの文章で大好きなところのひとつに、読後感の爽やかさがあるのですが、今作はルイのどん底期間が長く、感情移入の度合いも大きかったぶん、すがしさも一入でした。特に私生活がちと大変な時期だったので、息を吹き返すルイの姿は身に染み渡る思いがします。
冒頭の村長の語りに、ここできたか~とこっそりトレントの名前を呼んだのは内緒。使い回しと呼ぶにはもったいないw村長にしろ砂漠のじいさんにしろ、主役脇役を問わず、世界と人物が織りなすこの一体感がたまらんです。好きです(告白)

読み終わってMH世界に酔いしれるかたわら、もう一度最初から読みたい気持ちもあり。そのうちまた通し読みを敢行しようと思います^^
二周目はスルメのように味わいたい。
何はともあれ、読み応えある素敵な長編をありがとうございます!そして完結お疲れさまでした!


  • 2013-05-10│01:49 |
  • 霰舞 URL│
  • [edit]
>ロッソさん

同じく展開を先読みできない銀貨です!キリッ
そのぶん話を素直に楽しめるから、きっとお得なのですよ……。

熱砂が終わりました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました……!

序章を掲載したのが11年の1月、完結まで2年半。
前に言ったかもしれんですが、執筆期間が長かったせいで、ルイをずいぶん苦しめたなという気分です。
だから話を最後まで終わらせてやれて良かった。彼が故郷に戻る日があるのかはわかりませんが、今まで苦しんだぶん、これからは良いことがたくさん待っていると思います。
《ねじれ角》狩猟が終わったら爺さんに礼を言いにいくかな? あの老人は喜ばないかw
ポッケ村が落ち着くまで手伝うかもしれないし、ドンドルマで狩りをするかも。
やはりソロなのか、ヒューが山を下りればまた組んだり、
そういえばセインのパーティーにも空きはあるぞ――これが創作物の素敵な点で、
現実とは違い、幸福をちゃんと用意してやれる。

MHは、好きですw
生き物と冒険に抱くあらん限りの俺の浪漫wを、表現するのにピタリの舞台で。
それでいて結局人間ドラマになってるのは、私が人間にも憧れを持っているからかw
もう、好きな文章を好きなように書けばいいのですよ――と言う私は現在、
絵のほうが壮絶に詰んでおります……。
好きな絵を好きなように描けばいいんだが、モチベが彷徨っており……。

よーし熱砂終わったからオリジ小説ぅ!
と言いつつ新しいMH二次短編集企画が物書き同志の霰舞さんと持ちあがっておりまして←
まだ何も形になってませんが、もし興味あればどうぞご参加ください。
詳しくは5/11~5/12あたりの私のツイッタ参照で。
https://twitter.com/ginzeni

最後に妙な勧誘をしましたが、とにかく、ありがとうございました。
熱砂を通してロッソさんと色々話せたので、熱砂という読み物にも感謝だな……。
白状するとhunterlogueさんのほうでちょこちょこロッソさんの作品に感想入れさせてもらったりしてたんですがチキンゆえ匿名ですみません。ゲフッ
自分、翡翠竜姫すごい好きでして……


>霰舞さん

2年半も、ありがとう、ございました……!!

終章までシリアスで通す話を2年半も引きずられる読み手の側にもなれよ!
みたいな感じで猛烈になんというか、ありがとうございました←

そして使い回し、憶えておいでであったか……フッヘッヘw
自然に対する畏敬の念、人間も世界の生態系の一部――そのへんがMHではキーワードになってるかな、と。

読後の爽快さは目指すところのひとつであります。
巨大な竜を自分の力でぶつかって打ち倒す! スタミナも体力も切れかけ、
もう駄目かと思う頃、ついに竜が倒れたときのあの気持ちよさ!
私がMHP2Gをプレイして最初に感じたものがそれだったので
物語にしても、このシリーズのラストはすべてクエストクリアの達成感を得られるものにしよう、と。
あとは、銀嶺も荒天も自分の足で立つ、ということか。狩人よ、前へ。
手強い壁に阻まれて折れかかっているすべてのハンターにこれらの物語を捧げますw

なにしろ最重要のネタバレを最終章まで引きずるので、ぜひもう一度最初から読んでいただきたいですね~^^
けっこうはじめから、あちこち伏線張ってまして。
あっ、でも、修正後UPしなおしてからでお願いしますw
ガンスと騎士の絡みが少し弱いようで、補強予定。

ではでは――例の短編集。
突発的な思いつきで始めてるんでどこまで形になるか不明ですが、楽しみましょうぜ!
  • 2013-05-12│18:36 |
  • 銀貨 URL│
  • [edit]
ふむふむ。ほむほむ・・・(ツイッタ参照中)
これまた中々面白そうな試みを^^
にしても。
うぬぼれでなければ、この話の起点て私のコメだったりするのかしらん?
“物語が苦手なんで物語を捨ててしまえ”
とかなんとかのたまったアレ。
だとすると責任重大w(ゴフッ

翡翠竜姫に匿名で感想を頂いたように。
私も銀嶺、荒天に匿名でコメしていたり^^
銀嶺掲載から、銀貨さんはHUNTERLOGUEでチェックすべき作家さんのひとりなのです。
銀貨さんの談ではありませんが、HUNTERLOGUEには読み応えのある作品が集まってますね。
モンスター視点といえばかのイビルジョーを視点に据えた力作があったのですが。サイトデザインのバグで消えている様子・・・orz
MHの世界をコラージュ的に表現することは、実は昔から個人的に試みていることでして。MH世界を少しずつ切り取ってみようというのがMH小説を書き始めた発端です。長編を書くほどの気力・体力がないとも言いますが・・・^^;
贔屓にして下さっている翡翠竜姫はそのひとつの集大成というか。ハンターでもモンスターでもなく、そうした住人が住む世界(翡翠Ⅰでは街を、Ⅱでは村を)表現しています。
『一般人がハンターになるには?』がきっかけ。
今回の企画を加味して考えると、銀貨さんが贔屓にしてくれた部分がなんとなく見える気もしますw
あまりにも誤字脱字やらなんやらが多いので、近く推敲し直す所存ですが・・・orz

現在、ちまちまと物を書いております。
個人的に乗り越えねばならないテーマだったので構想に時間がかかっていたのですが。
銀貨さんはもとより、ルイにも力を頂いておりますw
ちと被りそうで怖いのですが、今月中には形にしてしまいたい。
その話にも実は市井の暮らしを反映してます。

もとより私の話は“山なし、オチなし、意味なし”の三拍子揃ってますんでw
そんな私でよければ企画に参加するのも面白そうかなっと^^
うすーい話なら得意、かもw
  • 2013-05-13│13:40 |
  • ロッソ・チネリ URL│
  • [edit]
>ロッソさん

やはりあのコメは、ロッソさんでしたか……!^^
そうかな~とは思っていたのですが。文の雰囲気でw

で、まさに、前回のコメントが起点でして。
ツイッタで脳内垂れ流し呟きをしていたら、ノリと勢いで、ついw

しかしながら、MH世界のリアルな風景を切り取る文章作品、というのは
まさしくロッソさんの作品の魅力であり持ち味であり、私が面白いなあと
感じているところでありました。
やたらと印象に残っているのが、蟲屋の情景、ファンゴの解体、
アオキノコと毒キノコを間違えて調合するハンター、そして金欠……。
そういう生活臭や現実味がとても面白かったので、
いや、決して競合するつもりではなかったのですが、
自分もやってみたくなったわけだな……、と今気付かされた次第;(あほ

今のところ、テーマはドンドルマの街に絞る方向で話を進めており、
いずれ本当に企画が走り出したとき(たぶん来月以降……?)には、
ちょいと気にしてやってくださいw
もちろん企画開始前からのツッコミも大歓迎でございます。
構想としては、原作を尊重しつつ、設定以上・中編未満の文集、か。
ハンター大全に、『鬼教官随行記』とか『書士官の手記』とかありますが、
ああいう短さでもいいかなと。文章形式は様々としながらも
設定を書きならべるだけではNGで、読者が楽しめる形にはしてもらいたい、
という条件。書き手側には、自分の小説で活かせるネタを発見できる企画……
になれば面白いんですけど。

ロッソさんの描く狩人は、個性ありつつも確かに等身大の人間なんですよね。更にMH世界の設定等の解釈に実に現実味があるので、存在感と説得力が凄まじい。
初めて作品を読んだ時は、これは自分には書けねーわ、と思ったもんです。
自分は常に物語優先で、細かい舞台装置やゲーム設定は邪魔になれば切り捨てることも多々。
被るかも~ということですが、私には私の物語しか書けんように、ロッソさんの物語はロッソさんにしか書けないものと思いますよ。
そういうわけで進行中の新作、楽しみに待っておりまする、ヘッヘッヘ
誤字脱字はね、書いてる本人ほど気付きにくいのですよね~。

イビルジョーの小説、読んだな、自分も……。実は企画作品も全部消えてますね。
相当力入った長編もいくつか混じってたはずで(星鉄もありましたね!?)
さすがにちょっとひどいかな、と^^; また読みたいんだがなぁ。
みんなぁ、避難所にUPしてしまえよ……。
  • 2013-05-15│02:36 |
  • 銀貨 URL│
  • [edit]
熱砂の完結おめでとうございます!
ずっとヒューの活躍を追ってきた者です。
ヒューの成長ぶりが読んでいてとても  楽しく、読み返す度にモンハンがしたく
なりました。
轟竜戦の結末は辛い面もありましたが、ヒューの相棒となったルイに進むきっかけ
を与えたように感じられました。
また躍動感のあるモンハン小説を書いて
下さい!
お疲れさまでした。
  • 2013-11-01│10:21 |
  • URL│
  • [edit]
コメント返信
>感想くださった方

おお……銀嶺から読んでくださったとは!
熱砂など、とんでもなく長くなってしまったので
こちらこそお疲れ様ですと言いたいくらいで。
ありがとうございます^^
モンハンの楽しさも伝えられたようで嬉しいです。

あの凶暴な轟竜が暴れ回るとなると、やはり村の被害は
甚大でしたけれども、モンハン世界の自然のなかで
生き抜いている人々は粘り強く村を再興させるはずです。
ルイも、抱えた傷は深くとも、ヒューやポッケ村や
多くの人々の姿を見て、彼の人生を生きてくれると思います。

MH4も売り出されたことだし、新作を書きたい気持ちもあるのですが……!

コメントとても励みになりました、ありがとうございました^^
  • 2013-11-03│23:58 |
  • 銀貨 URL│
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